女性ホルモンの分泌
女性ホルモンは女性にしかないと思いがちですが、実は男性にもわずかながら異性ホルモンが分泌されています。
女の子は8歳頃から女性ホルモンが分泌され始め、10代になると卵巣から性ホルモンが分泌されるようになります。
特徴的なのは、1ヶ月の間で大きく変動すること。
排卵までの卵胞期にはエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌されて、体調は安定しています。
次に卵胞が変化してプロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌。
この時期は体調が不安定になりがちで、エストロゲンの分泌も急激に減ります。
分泌が減ると妊娠準備のために厚くなっていた子宮内膜が剥がれ落ちて、月経が起こります。
また、卵巣にある卵胞の数は年齢を重ねるごとに減少し、ある年齢に達すると閉経になります。
閉経すると卵胞はなくなり、卵巣も小さくなり、女性ホルモンの恩恵を受けられなくなり、更年期障害や生活習慣病にかかる危険性も高くなります。