動悸・息切れ
突然、心臓のドキドキが速くなったり、胸や呼吸が苦しくなったり、それを心配すると余計に息苦しくなる場合は、副交感神経よりも交感神経が優位に立ち、体が緊張し過ぎています。
自律神経には、交感神経(活動のための神経)と副交感神経(休ませるための神経)があります。
この2つは必要に応じて、意識することなく自動的に切り替わっていますが、女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、バランスが乱れて上手く切り替わらないようになってしまいます。
交感神経が優位になると、体が興奮するため、動悸や息切れが起こりやすくなります。
この過緊張を解消するためには、ゆっくりと深呼吸をして、気持ちを落ち着かせることが大切。
動悸・息切れの解消法
■アロマテラピー
緊張をほぐしてリラックスするには、以下のようなアロマが効果的!
・クラリセージ
・イランイラン
・ラベンダー
・ゼラニウム
・ローズ
・マジョラム
オイルウォーマーをしながら、ゆっくりとした時間を過ごせば、香りと鎮静効果で癒されます。
■ツボ
動悸に効果的なツボは、神門(しんもん:手のひら側の手首のシワの上部)を親指で押さえると、気持ちを落ち着かせる効果があります。
また、巨闕(こけつ:みぞおちの真ん中辺り)や、天井(てんせい:上腕の外側の肘から約3センチ上)を押しながら、ゆっくりと深呼吸すると、緊張をほぐす効果があります。
■漢方
ストレスや不安感に効果のある漢方は、半夏暑朴湯(はんげこうぼうとう)です。
抗ストレスや沈静作用、動悸やめまいを改善する効果があります。