顔が火照る・汗をかく
突然、体が熱くなったり、顔から汗が噴き出したり、異常に寝汗をかく場合は、女性ホルモンの減少が原因で起こる典型的な初期症状。
これらの症状は、肌の温度センサーが正常に働かなくなったり、自律神経の乱れが関係しています。
毛細血管の拡張や収縮をコントロールすることができなくなり、顔が火照ったり、異常な量の汗をかいてしまいます。
また、反対に鳥肌が立つほどの寒気が体を走ったりする場合もあります。
自立神経訓練法
自律神経の乱れを改善させるための一番簡単な方法は、ゆっくりとお風呂に入って、たっぷりの汗をかくこと。
リラックスすることが重要なので、好きな香りの入浴剤を使ったりと、アロマテラピーを取り入れると効果的です。
■アロマテラピー
自律神経をコントロールしている視床下部に効果的なアロマは以下のとおり。
お風呂に数滴たらして入ると効果的。
・ラベンダー(鎮静効果)
・クラリセージ(鎮静効果)
・ペパーミント(冷却効果)
■ツボ
自律神経を調節するためのツボを刺激するのもオススメ。
百会(ひゃくえ:頭のつむじの少し手前側)、風池(ふうち:うなじの外側)、照海(しょうかい:足の内側のくるぶしの下)などを押して刺激するだけで、頭に上った血を下げる効果があります。
■ハーブティー
セージ、サフランなどのハーブティーは、女性ホルモンを活性化させたり、新陳代謝や血行を良くする効果があります。
いつも飲んでいるお茶をちょっと変えるだけで、女性ホルモンに働きかけてくれるのでオススメ。
■漢方
顔の火照りや汗をかく場合に効果のある漢方は以下のとおり。
・加味逍遙散(かみしょうようさん)
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
※症状や体調によって、効果のあるものとそうでないものがあるため、服用するときは医師や薬剤師に必ず相談してください。