定期健診について
独身女性の場合は、特に不安なことが無くても毎年定期健診を受けるようにしましょう。
欧米では、8割以上の女性が子宮がんや乳がんの定期健診を受けています。
これは、予防と早期発見が健康に関する投資で一番効率が良い、という考え方が浸透しているため。
日本では、結婚前に婦人科へ行くことに抵抗を感じる女性が多いため、躊躇してしまいがち。
何か異常が発生してから病院へ行くのは手遅れになってしまうので、きちんと定期健診は受けるようにしましょう。
健康はお金で買うことができないのですから。
定期健診では、女性ホルモンの値をチェックする検査があります。
更年期に近づくと女性ホルモンの値が低下していくので、血圧が上がったり、コレステロール値が高くなったり、という体質の変化があらわれます。
このような体調や体質の変化があった場合にも、すぐお医者さんに相談することもできます。
女性ホルモンが足りなくなった場合は、低用量ピルを服用する治療法が一般的に行われています。
低用量ピルと聞くと避妊のイメージがありますが、体に悪い影響は及ぼしません。
実際に、ピルの服用やホルモン療法を行っている人は、乳がんの発生率が低いという統計も出ています。
また、ピルを服用すると、排卵を抑えて卵巣を休ませることができるので、妊娠したい場合にも効果的です。