妊娠と女性ホルモン
妊娠中には毎月の月経の時のホルモンよりも大量の女性ホルモンが、体の中に溢れている状態になります。
これはホルモンシャワーと呼ばれ、大量の女性ホルモンが体を守ってくれないと赤ちゃんをきちんと育てられないからです。
また、妊娠中は生理が来ないので、子宮も卵巣は休んで子宮の中の不要なものを全て排出してくれるので、体にはとても良い状態になります。
子供をたくさん産めば産むほど生理になる時期(無月経)も少ないので、体は大変健康な状態が続きます。
しかし、昔に比べて現在の女性は比較的子どもを産まなくなったので、月経や排卵の回数が多くなり、子宮や卵巣が働きっぱなしの状態。
そのため、子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣がんなどになりやすくなっています。
50歳を過ぎて閉経が訪れると、女性ホルモンが守ってくれなくなるので、心筋梗塞や動脈硬化になる女性が増えてきます。
体調が悪くなったり、鬱病などの精神的な病気もこの年代の女性に多くなります。