ドライアイ・ドライマウス
女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、目の水晶体のコラーゲンが減少して、目が乾いてドライアイになりやすくなります。
また、自律神経が乱れると、唾液の分泌が減ってドライマウスになってしまいます。
どちらか片方の症状が出ている場合は、適切なケアを行えば問題ありませんが、もし両方の症状が出ている場合は、シェーグレン症候群という涙と唾液の分泌障害の可能性もあります。
必ず専門の病院で検査を受けるようにしましょう。
ドライアイ・ドライマウスの解消法
■アロマテラピー
ドライアイやドライマウスを解消するのに効果的なアロマは、ローズマリーです。
血行促進、筋肉の緊張緩和の作用があるので、朝に使うと効果的。
夜には、鎮静効果のあるカモミールローマンを使いましょう。
また、ドライアイを解消するには、お湯に精油を加えてホットタオルを作り、目を温めると効果的。
目は冷やすよりも温めると緊張がほぐれて血行も良くなります。
眼精疲労にもよく効きます。
■ツボ
ドライアイやドライマウスに効果的なツボは、揚白(ようはく:眉毛の真ん中から1センチ上)、攅竹(さんちく:眉毛の付け根の部分)、承泣(しょうきゅう:目の下にある骨のくぼみ)などがあります。
人差し指で軽く押さえて刺激すると、血行が良くなって緊張もほぐれます。
ただし、目を傷つけないように注意しましょう。
■漢方
ドライアイに効果的な漢方は、麦門冬湯(ばくもんどうとう)。
ドライマウスには、桔梗湯(ききょうとう)が効果的。
どちらも痛みを抑えて、粘膜を潤す作用があります。
また、香蘇散(こうそさん)は、どちらの症状にもオススメ。